hisa日記

日本と台湾とのお手伝いを自分らしさを発揮してブログを通し、発信していけたらと思います。

お互いの為に

親の自立と子の自立は同じだ。
何故ウチの息子娘は今の今まで誰ひとり独立もせず言うなれば『のほほんと暮らしてきた』のか。また何故に親と私達子供が不平不満なく仲良く暮らす環境になったのかを考えてみた。


大きな理由は「狭い家でプライバシーもプライベートも無かった事ではないか?」と思う。我が家の社宅時代はリビングと6畳と4.5畳の部屋に5人が暮らし、今は社宅より狭い家ですし当然一人部屋は無い。自分の城と言うものを築く事が出来ず、かといって中学や高校生の時に家を出ていく能力は無い。
何が言いたいかと言うと、適切な時期にその様な1人の人間として認める環境に子供を置くことが必要だと言うことです。子供に適正な時期に一人部屋を与えるか、不必要に干渉しない時期を設ける事で子供は子供なりにこれから先の事を考えると思うのです。幼い頃は親の監視下に置くことは必要ですが、中学の後半から高校・大学時代へは親とは徐々に切り離すべきです。だから言いたくない話であれ、「高校にはコレだけの学費が掛かっていて、ウチの資産はコレコレで、大学に入ればこれだけ家にお金は入れなさい」みたいな具体的な話しもある程度の年齢になれば必要だと思います。



それなら「親と言い争ってケンカしたら良かったやん」とも言えますが、狭い家でケンカしようものなら誰がとばっちりを喰らうのは必須。やはりお互い我慢していたのだと今思えば感じます。


ウチの親は段階の世代の終り頃で、高校卒業後そのまま就職し、定年を迎えるという教科書通りのコースです。父・母の実家も一人部屋をウチの親に与えていたわけではなく、その様な状況下で過ごして来た身でしたら部屋や空間・不干渉の必要性は感じなかったのでしょう。


しかし、時代は進んでいます。「昔はこれでOKだったから今もOKだ!」とは当てはまりません。



まぁ同じ状況下の家庭でも皆がウチと同じでは無いでしょうが、やはり必要な時期に必要な外部因子を与える事は必要でしょうね。