こちらのトイレ事情
台湾に来られる方は多くの方が知っておられる事として、「トイレットペーパーをトイレに流さない」という事が有ります。
日本人からしたら、「汚ない」と思いますが、台湾では長年そうなって来ました。
それでは、「そのペーパーはどうするのか?」ですが、備え付けのゴミ箱に捨てます。
そのゴミ箱に捨てられたペーパーは生鮮食料品のゴミと一緒にゴミ回収車に回収され、焼却されるという手順。
こちらで販売されているペーパーの中には、『水の中で溶けますよ』と言う記載の物も有るのですが、旧来から紙を流す習慣が無いので「念の為止めておいたほうがいい」と。日本と台湾との下水事情は分かりませんが、日本の場合は紙も流される事を前提に設計されているので、下水管自体がかなり大き目だと思われますし、トイレットペーパー自身も溶ける事を設定の上、製品化していると思います。
しかし、台湾では下水管に紙が流れてくることを想定していないので、恐らく凄く細いのでしょうし、ペーパーの溶ける度合いも分かりかねる。。。
こちらのペーパーは日本で言うところのボックスティッシュが主流。
ロール形式の物も売られていますけれど、汎用が効かないので、多くの方が購入するのはボックス形式の物です。トイレにロールを付ける物が無いのも一事情。
価格は100抽×12個入りで最も安い時が65元位。高くても150元迄でしょうか。
因みに私は150元の物を買ったことは有りません。。。。。
12個入っている物で私の場合は2ヶ月間持ちます。1ヶ月6個計算。
汚れた箇所をアルコール消毒で拭く際にも使っているので、通常より少し早いかも知れません。日本から初めて台湾へ来た日本人が最初に驚くのが、このトイレ事情だと聞きます。
台北や台湾の大きなホテルでトイレを使用する際に、備え付けのゴミ箱が見当たらない時が有れば、その際は迷わず日本と同じように便器に捨てても構わないです。
公共の場所での判断は、備え付けのゴミ箱が有るか無いか。
あと、デパートや美術館、博物館等の大きな施設では備え付けの紙が有りますが、小さな駅とか地方に行くと公共の場所ではペーパーが無い可能性が高いので、ポケットティッシュは持っておいた方がいいです。
(日本でしたら気にすることは殆ど有りませんけれど、台湾では備え付けてある事が前提では無いので)
そういえば、日本では街頭でわんさか配っているポケットティッシュの配布をこちら台湾では見たことが無いですね。台北に行く事が数度有りましたけど、全く見る事は無し。今住んでいる街でも無いです。
ポケットティッシュやウェットティッシュって意外と役に立ちますよ。特にウェットティッシュ。
屋台で食事したり、街頭で物を購入して食べたりすると気をつけていても手がベタベタする事が多いです。そういう時、水道が至る所に有る訳でも無いし、ベタベタしている手は直ぐに拭きたいので、ウェットティッシュは役にたつんです。
コンビニで昼時にオニギリ等を買った時も、日本なら有無も言わさず袋の中に『おしぼり』が入っていますけれど、台湾では未だかつて入っていたことは無いです。
チョッとしたところが日本とは違います。