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hisa日記

日本と台湾とのお手伝いを自分らしさを発揮してブログを通し、発信していけたらと思います。

台湾から日本を見た時に

台湾に来て日本人の方とも多く知り合いになりました。その方々が帰国をしていく際に、口々に口にするのが「早く日本に帰りたい。。。」という言葉。

こちらに来ている人の殆どは台湾好きの方々です。なので、台湾の事を好きで好きで堪らない人が大半ですが、帰るときに口にするのが上記の言葉。

 

海外諸国の中でも『台湾は特に住み易い国だ』と感じます。日本からの距離もそうですけれど、食文化も180度違う訳では無いですし、考え方も良く似ています。

では、何故にそういう言葉を発するのか??

 

私が考えるに、日本人として生まれ、学生なら20数年、社会人なら30年以上日本の地で生活をしてきた身では「『日本』という文化風習、生活習慣、食文化、社会システム等が染み付いていて取り払うにも取り払えないからでは無いか?」と考えます。

滞在者と言えど、社会システムに属しているのも日本。台湾の社会システムに属している日本人は、台湾の方と結婚して、生活基盤から何から何まで全て台湾に持ってきている人以外には有り得無い事。(そういう方でも日本に籍を置いている方も多いです。)

 

食にしても、短期旅行者にとっては台湾は食の宝庫と思えるくらい様々な物で溢れかえっています。で、外食文化の台湾ですから、旅行者にとっては凄く有難い。

日本で食べる中華料理と台湾で食べる中華料理はやはり味が違います。

初めて来る人が口にする言葉は「台湾の料理って凄く美味しいね〜」と言う言葉。否定はしません。確かに無茶苦茶美味しいです。

だけど、長期で滞在をしていると「日本のあの味がどうしても忘れられません。」こちらでは『出汁』『旨味』『隠し味』みたいな物が皆無。

そして台南の味は全てが甘い。。。

 

 

私も台湾に住んで早1年が過ぎようとしておりますが、台湾で税金を納めている訳では無いし、自身のベースは全て日本に有ります。言うなれば、長期旅行滞在者の身。

一番不安定な立場ですね。(自由という物と引き換えに、不安定な部分を手に入れる感じでしょうか)

日本では「年金が高くて納められ無い、どうせ帰って来ないでしょ。返って来ないのなら納めないよ」という声が聞かれる『公的年金』。病気や怪我をした時に3割負担で通える『医療保険』。

市町村に住んでサービスを享受出来る為に支払っている『住民税』。失業したときに一定期間支払われる『失業保険』。

日本に住んでいたら、「納める金額・税金が高すぎる」と言う声が聞かれるこれらのサービスですけれど、海外に住んだらこれらのサービスを受けようにも受けられません。

人それぞれ考え方が違いますから、日本のこれらのシステムが良いと言い切れるかは難しいところですが、海外に住んでいる身からすると「問題は有るけれど、日本人として生まれた立場からすると日本の社会保障システムはパーフェクトに近い」と言えますね。

「私には多くのお金が有るので、年金も必要無いし、医療保険も実費を払いますので掛けません、失業も有り得無いから支払いません」と言う方も居られるでしょうし、そういう考えも否定はしません。ですが、「自身が亡くなるまで永遠と継続していけるのか?継続するのか?」と言えば誰しも「します!」と言い切れ無いのが今の社会だと思います。

「台湾で上記のような社会保障システムは無いのか?」と言う話ですが、同等のシステムは存在します。ですけれど、長期滞在者が加入出来る訳は無いです。

 

色々な事をその瞬間・瞬間だけを捉えると、『台湾の食が日本より一番』とか『日本の公的な社会システムは終わっている』と言える。だけど、その国で何十年と生活をしていく立場を考えると「瞬間瞬間だけをみて判断するのは浅はかだ」と言える気がします。

 

台湾という日本から一番近い国に住んで、日本の事を見た時に日本でずっと生活をしていたら見えなかった事が見えるようになってきました。

そして、滞在の日本人の殆どが口にする言葉『日本ってやっぱり素晴らしい』と。