クリテ3日間
一昨日まで3日間連続でドイツのデュッセルドルフ近郊でレースが有りました。レースをしたというよりは集団の後ろにくっついていたというほうが賢明かもしれません。
3日間ともクリテリウムだったのですけど、今までに体験したことが無いほどの周回数でレース開始から面食らいました。
というのも1日目が64周回の80キロ。2日目が60周回84キロ、それで最終日が90周回81キロ・・・
聞いただけでも「はぁ??」という周回数やと思います。こちらのレースは1周の距離が短いと周回数が多く、1周回が10キロから15キロと長いと10周回から15周回ほどとどれをとっても距離が有ります。
1日目は上って下ってというコースで上りに『カボ』(要は石畳)がありコーナーが狭いコースでした。
1周目から位置取り合戦があり周回数を重ねるごとにスピードアップし、7周回・8周回したところで切れて終了。
その後スピードが緩くなったらしいのですけどとてもじゃないけど、風邪の影響もあって付いていけないスピードでした。
2日目は前日に走り方に問題ありとの指摘をチームの監督から受けてその点を意識しながら走りました。
少しですけど風邪も治ってきてスピードも緩かったことから走りきれて良かったです。どうも走り方が非常に関係するんだなと思いました。
しかし、一度その位置をキープしてしまうと中々前に上がれないので(力のある選手は上がっていっています。)どのようにしたらスムー
スに上がれるのか今後の課題やなと感じました。
3日目は周回数にうんざり。過去最高周回数なので一体どんなことが待っているのか想像つかず。
この日は25周回から30周回辺りで切れるほどのスピードアップが有って「あっ、待って〜」と悲鳴を上げました。
時速45キロ位から50キロくらいの間でコーナーに突っ込むと明らかにテクニックの差が出て僕はそこで切れそうになりました。
そして初めて空気圧の重要性をひしひしと感じました。このときは8.3くらいやったのですけど、コーナーで跳ねて仕方が無く
「やってもーた!もうチョッと落としとくべきやった〜」と。
このレースではコースが小さいので先頭が次のコーナーを回っているときに後ろはまだ前のコーナーを抜けていないという状況が有ったりして走りながらも一体何なんだ??と思いました。
このときの気持ちはまさに檻の中の動物状態。周りには観客が何百人と居てその中でかなりのスピードでグルグルぐるぐる回っている僕達
は。。。。
この日も最後の5周回くらいで危ない局面もあったんですけど何とか走りきれました。
自転車選手をやっていて「完走が目標です!」なんて大きな声を出して言うべきものでもないのですが、今の僕にとって完走するかしない
かでは天と地くらいの差があるように思います。
大塚選手もこちらに来たようでブログにも記載があったように話を少ししました。やはり2回目のヨーロッパと有って声からも不安感は
感じられませんでした。
このクリテリウムは何だと思いますか?これは大相撲の地方奉行?←こういう言葉有りましたよね?に近いものでそれの自転車版。
あれだけの声援を受けて走るのって本当に楽しい。僕も早く常にそのレベルで走れるように成りたいです。
日曜日に大きなレースが有って重要なものなので気合を入れて頑張ってこようと思ってます。