hisa日記

日本と台湾とのお手伝いを自分らしさを発揮してブログを通し、発信していけたらと思います。

セーフティーネット

先週、長野県での農業の集まりの際での事だった。学生も居たので、その中で話してたことなんだが「一度大学を卒業してしまい、既卒扱いで就職活動を行うとなると門戸がかなり狭くなるよな」と言う話しが出てきた。

来ていた学生は当然卒業してないのでそこの体験は無いものの薄々気が付いてるらしい。。私が正にそれで、現状では中途採用枠や第二新卒枠がかなり限られてくる。
来ていた学生やそれまでの先輩達も人生について悩みつつ就活をして、取りあえず内定を貰って働いてるとの事だった。私の様に大学を卒業して本当に現在無職の身はその集まりの中ではやはり稀らしかったです。

しかし、話しの中で「何らかの理由で就職活動が出来なかったり、し損ねたりといった学生や社会人にも新卒と同等の活動機会は与えられるべきではないんだろうか?」と学生達と討論してました。確かに学生達も「一度会社を辞めると再就職の選択幅が狭いのが露骨だから難しい」と嘆いていた。
「職のセーフティーネットというのか、何だがそう言うものが必要ではないのか?」と。
話しは違うが、年金問題だって今僕らの仲間内では「懸けないよ」と言うのが多い。企業に属してる者は懸けてるが、それ以外は「老後に払った分が返って来るのか伺わしいから払わない」若しくは「払えない」と。
「払わない」のは自分の考えだろうが、「払えない」のは如何なものか?企業の人件費削減案でアルバイト・パートを含めた非正規雇用が増加した。だから、「現在の生活が一杯一杯だから、年金なんて払ってる間がない」のが現状。そうなると年金制度その物が崩れてくる。

また、今月末から導入予定の『高速道が土・日・祝は大都市圏を除きどこまででも1000円』『非正規雇用問題』等パッチを当てて根本を見えなくする政策が多い気がする。
今は右肩上がりの高度経済成長時代とは違うので、一度大幅に職のあり方から全てを見直すことが必要なんではないのか?

今は即効性は無くても何十年後かに効き目がじわじわ出てくる政策の方が良いと思うのだが皆さん如何ですか?
「実力さえ有れば正規雇用して貰えるでしょ?、非正規なのは本人が努力してこなかったからでしょ?」とか言う意見も有りますが、「本当にそれだけが原因か?」と思います。
進路選択で迷ってる学生と話していて色々思うことが有りました。