hisa日記

日本と台湾とのお手伝いを自分らしさを発揮してブログを通し、発信していけたらと思います。

削減

地球温暖化対策のひとつとして『90年比から25%二酸化炭素を削減する』と目標が立てられた。90年っていうと今から20年前なので僕が6歳の時です。


6歳の時と今とを比べて一番変わったのは僕個人の年間移動距離の増加と食品摂取量とかでしょうか。レースでバンバン車を使うし、飛行機も使って移動します。朝・昼・晩と食事量も確実に増えているしそれにともない購入物資も増加しています。

90年その時の排出量からまだ25%削減するとの事ですから相当努力しないと実現不可能な領域だと思います。生活の質は落とさずに如何に努力をするのか?今日ボ〜っと考えてましたけど、「賃金を正当に且つ、生活水準レベルを上げないと駄目じゃないのか?」と思った。

今って安さ最優先の世の中です。極端な話し1円でも安い物資を求めています。しかし、それでは二酸化炭素だけをターゲットにしたらNGな問題が山積してしまいます。海外からの輸入や他府県からの輸送、安さ最優先の為の大量生産製品の購入、無駄な使い捨て等です。


「エコな生活って何だろう?」と考えた時「物資は修理をして長く壊れるまで使い、食品は地産地消、できる限り公共交通機関を使って移動し、近場なら徒歩・自転車」様々な事が出来ます。

今「高速道路が土日1000円になるから、何処に行くのもクルマで」と考えてしまいます。また完全には当てはまりませんが、食品は安さを求めて海外からの物でも、冷凍食品でも平気で購入します。有機で作っている地域の物は単価も上がるのでどうしても手か出ないのが実情です。電化製品の修理でも店員から「あと数千円出せば新品が手に入りますよ。」とか言われて新品購入って事が多々有ります。しかし、それでは一向にCO2は減りはしません。


そこで仮に労働者が適切な賃金と平均的な給料を得ていた場合、懐にも余裕が出来て「今回の旅行は全て公共交通機関を使って移動しよう。」とか「多少高くとも地産地消の有機野菜を食べるように、国内産を購入するようにしよう」とかになるのではないでしょうか。要は心にゆとりが生まれて「エコな生活をしよう」という議題がが心の中に出来ると思うのです。


今のご時世であの削減目標を掲げられて「よーし、明日から頑張ります!!」と言える人間が何人居るのか……。出来ないのではなくて、出来るんですよね。しかし、どうしても「自分だけエコ生活やっても仕方ない」とか「何故にわざわざ高い農産物を買わないといけないのか、修理より新品が……」となってしまう。僕もさすがに「何処に行くのも公共交通機関を使用し、高くとも地産地消食品を購入し、物は修理して壊れるまで」と言われても金銭的に余裕が無いので「無理です」としか言い様が無い。


しかし、25%削減はしないといけない問題ですから僕達は身の回りの些細な出来事から始めるしか手だてはないのかもしれません。