ストレス無く生きるためには??
つい先日のインターネットの記事の中で「若者に車を買わせたければ、地方に移住してもらい、そこで雇用も創出したら必然と車を買う様になる」との記事が有りました。
この話では『車』が話題に上がっていましたが、色々な物を購入するキッカケには成りそうな話の展開でした。
今、日本では車離れが激しく、都会に住んでいる人は持たないし、若者は「車なんて必要ない」というのが一般的。確かに、大都市圏やその郊外に住んでいればクルマは必要ないですし、必要な事が有れば直ぐにレンタカーが気軽に借りれる時代ですから『自家用車』を持つ必要性は無いでしょう。
ですが、「一度田舎と言われる地域へ行かざる負えない」となると途端にクルマが必需品となってきます。田舎でもバス路線は完全には無くなってはいないし、公共交通機関を利用する事も全く不可能では有りません。ですが、荷物を持っての移動や何時でも行動が取れる体制を維持しようと思うと『クルマ』が無くては話にならないのが実情です。そう言った意味で、上記のインターネットに掲載があった内容の記事は一概に間違いでは無いし、地方で雇用が創出出来れば人口の流出を食い止めれるし、一極集中の現代社会に歯止めが効くかもしれません。
今、私が住んでいる台湾の都市ではクルマかバイクが無ければ生活が正直シンドイです。公共交通機関のバスはインターネットで到着時間が分かるし、時刻表等も携帯から見れるしで『日本以上に進んでいるのでは?』と思うくらいです。
ですが、一度バス路線から離れた場所へ行こうと考えると、途端に手段が無くなります。毎日の通勤や通学はバスや電車でも十分だと思います。台北から高雄や台中、台南等の都市へ行くには新幹線・高速バス等を利用する方が何倍も楽だし気分的に楽。
だけど、『休日の買い出しやバス路線が有るけれど時間が合わない場所』へ行くには自家用車が一番ですね。台湾の多くの方は『モーターバイク』で移動します。
街の中の移動だけでしたらバイクが楽だし、燃費や渋滞を考えると絶対上。
ですが、「バイクしか持っていない」となるとこれまた困る。。。
また、安全性はクルマの方が何倍も上。台湾に居ると『交通事故のリスク』は日本の何倍以上って感じです。
私も日本で生活していた時は「え〜、クルマ買ったら年間の維持費で最低10数万円でしょう、、、車検代が入ってきて、保険代、駐車場代等を含めたら持つ意味有るんかなぁ〜」と思っていた方でした。だけど、台湾に住んでみて「やっぱ、そんなん言っている場合じゃないわ。生活していく上で必要な物って絶対に有って、それは必要最低限の物だ。一家にクルマ・バイクが何台もという事は無駄だけど、その物を持つ事でストレス無く生活が出来るので有れば『マル』なんだな。」と気がついた。
『人生今や80年』と言われています。長い方なら100歳を超えて行く人も多くなってきた時代です。基準を何処に置くかで考え方も違ってきますけれど、「ストレス無く生活が出来るので有れば『物の購入』って不必要な物じゃ無いのだな。」と台湾の方々の生活をみていて感じました。
『断捨離』もストレスを排除する一つの方法だと思います。それが不便を強いられるので無ければ。『不便』という感情を持つので有れば、それは一種のストレスだと思います。生活していく上で『ストレス』とは上手に付き合って行かなくてはなりません。