写真に込めるモノを
写真が趣味に成りつつあるので、写真展に足を運ぶようになってきた。今の時代、写真は身近なモノに成ってしまいました。
フィルムの時代はカメラを持つ事(一眼レフとか)やレンズ交換式の物を持つ事は難しかったので、写真自体に価値が有ったのかもしれません。
今はSNSも発達し、加工も簡単に出来てしまうので、「写真というものは一体何なのか??」という事を再確認する目的でも、写真展や展示会に行く様にしています。
その中で、私自身は「綺麗な写真を撮る事はさほど難しくは無いので、この部分は大丈夫かも」と思っております。(自分の得意分野も段々固まってきております)
ですが、綺麗な写真ってフィルムの時代なら撮影技術も最低限度必要だったから同じ場所に立っても、同じ写真が出来上がる確率はかなり低かったと思われます。
しかしながら、「今の時代は同じ場所に居れば余程の事が無い限り綺麗な写真を作り上げる事は出来るんじゃ無いか??」と感じました。
(デジタル機器の場合は余程の事がない限り、同じ絵作りが出来てしまう)
という事は、「誰が訪問しても綺麗な写真を作れるので、その様な写真は既に見飽きてきている」と言う事なんですよね。。。。
写真展を見てきた上で、写真は「何かを伝える事が最重要事項なのかなぁ」と感じております。
と言う事は、『メッセージ性をどれだけ写真に込められるか??』が最も必要な事なのかもしれません。
綺麗な写真を撮る事は最低限度のクリア条件なのですが、カメラを構えてシャッターを切る時に、「見てもらう方やみんなにどういうメッセージを伝えるのか??を考えて撮らなければダメだなぁ」と考えております。
「わぁ、綺麗な写真ですね〜。何処其処へ行かれたんですね〜。私も行ってみたいわ〜」で終わる写真はその時点で終わりって事なのかも。。
確かに、見た方を旅路へ誘う効果や、気持ちをリラックスさせる効果等が有るかもしれないし、地球上でこう言う場所が在るんですよっていうアピールに成るとは思います。
ですが、「で、何を貴方は言いたいのですか??」と問われた時に、「綺麗な場所が有ったので写真を撮ってきました」で終わってしまうのはやはり『もう一歩欲しい』ですね。
また、昨今はSNSで簡単に写真を公開出来るので、プリントをする事は少なく成ってきておりますが、写真展を見に行って感じるのが『やはりプリントが重要だな』って事。
写真では「現地に足を運んで撮って来てプリントをして完了」と良く耳にします。
「確かにな」と思います。
作品として仕上げるには、『プリント』をしなければ成らないし、これをしなければ作品ではないですよね。
有名な写真家の写真でも何十カット(下手すれば何百か??)からベストな1枚をセレクトされています。
フィルム時代は若干少ないカット数ですが、それでもその様な作業をされている。
今はデジタル時代なので、かなりのカット数を誰でも作成する事が出来ます。
その中でベストなショットをピックアップし、且つプリントを念入りに仕上げる事の必要性が。
私はフォトコンにも応募をしておりますが、自分がベストだと思う写真でもセレクトされる事が無い。。。。。悲
セレクトされた写真を考えて居りますと、やはり『メッセージ性が有る』
「成る程なぁ〜」って物がチョイスされておりますね。
写真に必要な事は先ずは現地へ足を運ぶ事が第一条件。その次にベストショットが狙える条件を探す事。最後はメッセージを込める事。
様々な事が他に色々有るとは思いますが、起こっていた事象を書き留めるだけが写真では無いし、その時点で止まってしまえば先は見えないので、撮影に繰り出す時は『綺麗プラスαメッセージ』を意識して撮影をしたい。
このプラスαがかなり難しそうです。。。。。汗