スペイン滞在記
今日は長いです。スペインのレースレポします。6月6日に日本を発って7日に到着しました。レースは6月13日から19日までの7日間、8ステージのレースでした。名前は『CircuitoMontanes』←たぶんコレ。
マルコポーロからはThijs・Pol・Xing yan dong・Loh・僕・Joe・Brad、の7名。
参加チームはELITE10チーム・Continental10チームの計20チーム。みんなが知っているチーム名ですと『SAUNIERDUVAL』←エリートで来てました。『RABOBANK』・『UNIBET.COM』『SOUTHASTRALIA.COM』等です。
SANTANDERというスペインの北の都市を中心に回るレースで第一ステージが155キロ。第二ステージが167キロ。第三ステージが170.4キロ。第四ステージが156キロ。第五ステージが112.6キロと17.0キロの個人TT。第六ステージが147.1キロ。最後第七ステージが152キロです。トータル1081.1キロ。
初日は僕としてはレースが何がなんだか分からないというのが事実でした。コースを時前に確認するのでも無し、補給をどうするのか、山はどんなんでこの155キロは一体どのくらいの強度なのか?登りとしては7キロ弱やけど本当に7キロ?か?とかとにかく分からんの連続。
会場に着くと「あ〜、レースってイベントやねんな」と思った。トライアルをやってたりコカコー○のブースが有ったりして。
レースのスタート時間は13:30分。日本じゃ考えられない時間にスタートします。でもこちらでは朝の7時や8時にレースがスタートするのはメチャ少ないです。(無いとは言えないかな?体験してないけど・・・)
レースがスタート後審判車の後に続いて街中をパレードしました。僕らの集団の2キロ先をバイクが走っていて次々と車を止めていくので公道といっても左右には一般車両が止まっていたりします。道幅は1車線が日本の約1.5倍ほど有るのであまり問題有りません。
5キロほどでレースがスタートして飛び出す選手が居て・・・と日本のレースとはさほど違いはありません。しかしレーススピードは40キロ〜45キロ巡航です。スピードだけならそんなにしんどくは無いんですけど日本みたいに路面が良くないのでスピードのわりに身体には凄いダメージ。
一回目のカテゴリー3はクリアしたけど登りだからといって極端にスピードは落ちないので、「ヤバイ!!」と思っていた。
二回目のカテゴリー2では登るのはOKでしたけど下りであれよあれよと言う間に縦一列になっていきプツプツと切れる選手がぁ・・・
下りきるまではどうしようも無かったので下りきってから先頭に追いつこうと踏むも前に追いつくには前のスピード以上で走らないと当然追いつかないですよね!!頑張ってみるもダメで結局そこで終わり。
直後にカテゴリー2の登りが有って完全にプチ。。。
後はグルペット集団というべく千切れ集団で完走でした。夜放送のテレビを見ていると、みんなフォームが綺麗なんですよ。ブレていないし登りでもスムースやし。僕はと言うと、苦しいのが丸分かりスタイルでハンドルにしがみついてクランクは踏むしかないってな感じで踏んでいるスタイル。
コレではハッキリ言って無理です。日本では騙し騙し走れていてもこちらではそれが利きません。
一日目を終了してなんとなく「このレース絶対ヤバイ。走れてないしあのスピードで登れん!!」と。
2日目、マッサージしてもらったので若干ましにはなっているものの筋肉は限界状態。2日目とあって他の選手は逆に足が回ってきたのか初日よりペースが速く、アタックの掛かりっぱなし。
二回のカテゴリー3の登りはヒーヒー言いながらクリアしたけど3回目のカテゴリー2級の山では上り口でプチ・・・
そこから一人旅。チームカーの隊列が来て「ボトルいるか?後ろに付け!」と言われたんだけど付く元気が無くて無理でした。
最後のカテゴリー1級の山に入る前に雨がかなり降ってきて寒くて「ツラ〜」と思ったんだけど「降りなさい!」と言うまでは走ろと思って走ってました。
チームメイトのLOHも始めに切れていたらしく追いついて来たんだけどLOHの方がクランク回せていて付けず。
結局最後尾車のバスに乗ることになりました。こちらではバスに乗らない限りタイムアウトには成らないようです。(よっぽど遅かったら別ですけど)
LOHは最後尾で完走しました。僕がバスに乗った地点からゴールまでは約45キロほどで僕としては走る気力が消えてました。
この時点で僕のレースは終了〜〜〜
情けないけどコレが今の実力です。
3日目・4日目・5日目は練習に行っていたので詳しいことは分かりません。
6日目・7日目はサポートカーに乗ってレースを観戦??と言ってもスタート地点までは行くもののそこからは補給ポイントまで違うルートで先回りするので詳しくは分からないんです。
ただ、補給も大変なのが分かりました。選手に的確に渡さないといけないし、渡した後ゴールまで選手と共に山を下らないといけないんです。
初めてチームバで山を下ったのですけど80キロくらいでコーナーに入っていくので「すっげー!!」の連続。
違うチームのアウディーはタイヤをキュルキュルいわせながらインコースから抜いていきました。
ゴール地点で選手を待つんですけど凄い苦しそうやけどゴール後は凄い嬉しそうで僕もあの中に入りたいなと思いました。やっぱ距離が有ります。
最終日もスタート地点から補給所まで先回りで補給を済ましてまたゴールまで回ったので詳しいことはいま一つ。
こんな感じで一つのステージレースが終了しました。
ヨーロッパのレースではスプリントや総合優勝・マウンテンポイントやU23・そのほかステージ20位までとか凄い数の賞金が発生し「稼ぎて〜〜〜〜〜!!!!!」と
とにかく環境に慣れることが先です。なんせ食事に関しても一日の時間のとり方にしても全て違います。
ツールドスイスがTVで放送されていて別府選手が出ている映像も映ってました。
あのレースで完走すること・また走れていること(順位は別として)は凄いことやと今の僕には感じます。
僕はたった2ステージで切れているんですからどうしようもないですね〜〜〜
選手はこんなところを上がってきます。これでカテゴリー2やったかな?
Pol選手が補給を取ろうとしているところです。