hisa日記

日本と台湾とのお手伝いを自分らしさを発揮してブログを通し、発信していけたらと思います。

こちらの実生活は??

いよいよ今年も大詰めになってきたのではないでしょうか??

「去年の今頃は家族との旅行を楽しみに、仕事をしていたなぁ〜〜」と考えています。

恥ずかしながら、今の今まで『1人暮らし』をした事が無かったので、今はかなり考え深い物が有ります。
祖父や祖母が顕在だった時は帰省して正月を越す事が有りましたし、亡くなってからは父母・兄弟・姉妹との時間を本当に長く過ごしていました。

31歳にもなると1人で生活をしたり、新たな家庭を築いて生活をするのが当たり前と言えばそうなのでしょうけれど
(両親の干渉が嫌だという方も居られますが…)、「近くに家族が居るのは凄く有難い事なのだな」と感じます。
逆に、私はあと50年・60年と生きれる可能性が有りますが、両親は人間の法則でいきますと先に亡くなります。

「あ〜、コレやっといてあげれば良かった……」と言っても居なくなってからでは遅いので、「健在で動ける時に共に過ごす時間を多く作らねば!!」と考えている次第です。


父は「好きに動いて良いよ。私らの事は考えなくても」と言っていますけど、「はい。分かりました。」と言う訳にはいきません。
こうして自由な時間を過ごさせて貰っている事に『感謝』しか有りません。

寒い中、洗濯・炊事・掃除・地域の行事等、定年を迎えても動き回っている父と、パートに出ている母とには『ありがとう』と言うしかないです。




さて、こちらに来てから3日後に1ヵ月が経ちます。


日本と台湾と各個々人の生活や仕事ぶり等はどうなのかを少し書いてみたいと思います。
日本でも台湾でもそうですが、所得の格差は広がっています。
一般的な生活をしている台湾の方の収入は、日本で『一ヶ月なんとか暮らせる』と言う水準と変わりは有りません。
逆に8時間労働の一般的なサラリーマンですと日本より給料は安いと思います。
台湾はアジアにおけるハイテク・工業製品生産国という位置付けで動いています。
日本の様な極端なサービス残業と言うのは聞かないですが、低賃金・長時間労働というのは普通に成されている感じです。
やっと週休2日の職が来年から増える様なニュースがされています。
関税の関係なのか、クルマは凄く高いですし、家や日本で普通に買える家電等も日本の2倍程します。
『何故、購買意欲が凄いのか??』ですが、『根本的に品質の良い製品が不足』しています。
一般的な台湾労働者の方の給料からすると、「凄く高いはず!!」と思えるものが売れています。
本当に「良く買うね……」と思えるくらいです。
労働時間は早朝から深夜まで関係無いですし、24時間交代で運行しているバス会社も凄く多く、昼夜関係無いです。


そこまでして働くのはやはり『良い生活』を皆が求めているからだと思います。日本人にその気質が無くなったとは思いませんが、家もクルマも生活必需品の省エネ家電等も『欲しいけど買えない!!』という状況下にあるのが『今の台湾』だと思います。
『人以上に働いて、よりよい生活を求める!!』と言うのが本当に強いです。

子供達には日本語教育や英語教育等の教育に関する事柄は熱心です。『高等教育=高収入=楽な暮らし』という考え方がやはり有りますし、日本で仕事が出来れば台湾の何倍以上もの収入を得る事が出来るという事で、日本志向や海外志向が強いと感じます

生活に関しては『必要な物やバーゲンなどでは買う!!』という感じがします。見ている限りですが、あまり惜しまないですね!!
台湾の人達は日本以上に『神様』を大切にする傾向が有り、土日になるとお供え物をしている商店や個人宅等を多く見ます。


反対に日本ですが、今の日本の物価水準を考えますと日本の一般的なサラリーマン給与では『ギリギリ』と言っても過言ではないです。
日本はモノ不足の社会では無いですから、台湾の様な商売のやり方では通用しないと感じます。
ですが、余程の贅沢をしない限りは『品質の優れた物や安心安全な食材・商品が何処でも手に入る』のが日本だと思います。


日本では、
例えば、冷蔵庫は10万円や本当に良い物でしたら20万円位しますけど、日本でしたら買えると思います。
また、有名な炊飯器も日本円で5万円・10万円も出せば何処でも良い物が手に入ります。
しかし、こちらではそんな炊飯器は並んでいませんし、並んでいたとしても10万円では買えないでしょう。
それくらい、物価とモノへの価値観が違うんです。


日本では『iphone』愛好者が多いですよね。ですが、こちら台湾では『iphone』は高級品です。
『HTC』『ASUS』『LG』『HUAWEI』等が良く売れています。
それは本当に価格だけの事なんです。『iphone』は良い物と言うのは分かってるはずなのですが、「高くて買えない」と言うのが実情です。チョッと台湾の実情が分かって頂けるでしょうか??


「え〜、最近日本への渡航者が多いと聞きますよ」と言う声も有るかと思います。
確かに増えていますが、『一定の方だけによって支持されている』と言っても過言ではありません。多くの方が『日本へ行きたくても行けない』『欧米旅行なんてムリムリ』って感じです。
日本行きの旅行はパックツアーで20000元〜以上。台湾の方の一般的な月収は月に30000元弱。
1ヶ月分の給料に相当する額が出ていくんです。日本でなら5万円も出せばパックツアーでもそこそこ良いのが台湾旅行で有りますよね。
月収に占める割合が全く違うのお分かりでしょうか??


「『日本に未来は無い!!』なんて言っている方が居る??」様にも散見しますけれど(確かに1970年代のガツガツしたモノは無いですが)お互いの国にはお互いの課題が有り、『どちらが住むのには良い??』なんては言えません。
台湾には台湾の、日本には日本の課題が有り、それをどちらの国も克服しない限りダメでしょうし、「どちらの国に住むのが有利??」なんてものも有りません。

これから色々見ていきたいと思います。