人間らしい生活とは?
「生活をしていく上で人間らしい生活とは何なんだろうか?」と考える。
昨年、台湾から帰国したわけですが、台湾の方は『本当に人間らしい生活をしている』と感じました。その、『人間らしい』って何だろう??
私は基本的な『衣食住』を大切にする事だと感じます。
人間的な生活を送る為には、朝昼晩の3食のキッチリとした食事(栄養バランスの整った、腹8分目の)と春夏秋冬に対応できる住まい、冠婚葬祭から普段の生活や寝るまでにおいて困ら無い衣服の調達が出来る事、仕事とプライベートの分離がハッキリしている事等、人間が生活をしていく上で譲れ無い事を当たり前に行える事だと感じます。
当然地域の行事への参加や1年の日本の四季に応じた生活等が極当たり前に出来るという事。
「生活していく上で生活費が必要でしょ、そんな事言われても分かってるし。。。」と言われるでしょうが、健康的な体と精神が有ってこそ『働く』と言う事が出来るのでは無いでしょうか?
『家族が居れば家族と日々会話が出来る時間が有る。休みが週に2回有り、スポーツを行える時間も作れる。長期休みも作ってリフレッシュに出掛けれる。』
家族の方と離れて暮らしているならば、『年に数回は会いに行ける。』と言う様に、生活をしていく上で本当に当たり前の事が出来る環境。
常時残業で夕飯の時間は深夜、2週間連続勤務、長期休みは取れ無い、有休休暇も取れ無い、働いていても物価と賃金が釣り合わ無いので生活がシンドイ等みたいな生活は人間らしい生活とは思えません。←会社員で有れば。
交代制の勤務や休みが不規則な仕事、シフト勤務で早朝や深夜の仕事等様々な仕事が有るのは認めます。そういう仕事で有れば、交代人員を増やして対応すべきですし、深夜勤は数時間毎の休息等を設定するなどの対策が求められると感じます。
「人が少なくて8時間を超えて働かないといけない」や「基本的な生活スタイルを壊してまで働かなくては収入が得れない」、「食生活を1日1食にしないと生活出来ない」等で有ればそれは人間らしい生活とは思えません。
人間とは機械ではないので、限度というものが有ります。
その「『人間らしい生活』と言うのはなんなのか?」が今正に問われていると感じます。